QAチームリーダー塩谷です。
今年は目標設定の重要性と1オン1での成果確認の重要性を改めて感じる機会がありましたので、振り返りを含めて記事にしたいと思います。
目標設定について
皆さんは自己成長のために、自身の上司とスキルアップや業務における成果目標などの設定を行い、その内容を共有しているでしょうか?
時間は否が応でも流れていき、時代は移り変わっていきます。
会社は時代に合わせて成長していかなければ廃れてしまい、会社を成長させていくためには社員それぞれが成長していかなければなりません。
そして成長に欠かせないのが目標設定とその成果確認になります。
設定した目標を上司と(会社と)コミットし、その成果を確認することで、各自の成長度合いを把握することができ、会社は適切に各自の評価をすることが出来ます。
また管理側では、各自の目標を管理することでその人がどういう方向性に進んでいきたいのか、目標に対して順調に進んでいるか・問題は発生していないか、モチベーションを維持できているかなどの把握がしやすくなります。
1オン1について
多くの会社で1オン1を実施していると思います。
1オン1では、メンバーの成長を促す目的や何か問題を抱えている・会社に対して不満が溜まっているのを取り除き従業員満足度を高める目的などがあります。
普段コミュニケーションを取っている関係でも改めて時間を確保することで
雑談などでは話せない問題を話したり、1オン1だからこそ意味のある会話が生まれたりします。
私はメンバーと月に一度1オン1を設定しており、その中でメンバーの目標設定に対する進捗を確認しています。
目標設定に対する進捗を確認することで、ちゃんとアクションできているか・問題が発生していないかを確認でき、問題がある場合には1オン1の中でメンバーと対話して解決していきます。
またアクションを起こした結果、元々の目標設定が良くなかった場合は、目標自体を変更していくこともあります。
目標設定の大切さ
今年はある事情によって目標設定をしなかったケースがありました。
結論から申し上げると該当のメンバーは退職という形になりました。
退職の理由は様々ありますが、振り返ってみると会社からの期待値と本人の方向性と現状が一致していなかったことが原因の1つにあったと思います。
1オン1を実施する時に「何か問題はない?」という曖昧な質問をしてしまい、
問題を的確に捉えることが出来ずに、1オン1を重ねることで根本的な問題があると考え、
しっかりと目標設定を行なって、1つずつステップアップしていこうとしていた矢先に退職という結果になりました。
もっと早く目標設定を一緒に実施していれば、本人の将来の意向と現在地を精度を高めて把握できたと思います。
さいごに
目標設定や1オン1は多くの会社で取り入れていると思いますが、形式的に実施しているだけになっていないでしょうか。
特に管理者は優秀な人材を流出させてしまわないように、1オン1などで小さな問題をしっかりとキャッチアップできるように心がける必要があります。
会社として実施している様々なイベントは、決して形式的なものと考えずにそれぞれが意義のあるものとして捉え、取り組んでいきたいと思います。