Androidエンジニアの藤井です。
今回は私が入社して以降、現在に至るまでのAndroidチームの変遷について振り返って行きたいと思います。
現在、Androidチームは社員・業務委託合わせて計4名と副業で支援いただいている1名のメンバーで開発しています。
※ 副業のメンバーも業務委託では有るのですが、ここでは週4日〜5日のメンバーと月16時間前後で関わっていただいているメンバーとで区別させていただいています。
そこに至るまでのチームの変遷を振り返っていきつつ、振り返っていく中でAndroidチームを
「メンバーが自走してプロダクト課題に向き合うことができるチーム」
にしていくために、どのような取り組みを行なってきたかを紹介できればと思います。
目次
- 2023年半ば:Androidエンジニアが1名に
- 2024年:チーム立て直し期
- 業務委託メンバーの参画
- 社員が2名に
- 2025年:現在とこれから
- まとめ
2023年半ば : Androidエンジニアが1名に
Android チームのメンバー内訳
社員:3名 -> 1名 副業メンバー:3名
詳細は省きますが、私が入社して約半年余り経った頃、Androidチームのメンバーの退職により、チームの社員が私一人になってしまいました。
副業で入っていただいているメンバーは3人いたのですが、フルタイムで参画してもらっているわけでは無いので、実質Androidチームのメンバーが一人になってしまったという形になります。
当時を如何にして乗り越えたか
当時はiOS・Android合わせてモバイルチームとして動いてはいたものの、リリースフローを触れるAndroidエンジニアが私一人になっており、アプリ自体も技術課題が多くプロダクトの価値提供に集中できない状況でした。
それらの事情を鑑みてPdMと相談した結果、Androidの機能開発自体を遅らせて、技術課題の解消を優先させるなどの措置が取られました。
また、副業で入って頂いているメンバーの提案により毎日1時間、通話によるPRの対面レビューとペアプログラミングを行う取り組みを始めました。 この取り組みはペアプログラミングから後述のモブプログラミング(モブプロ)に名称を変えて今でもAndroidチームの文化として続いています。
※ 尚、この取り組みはペアプログラミング・モブプログラミングと呼称していますが、厳密には一般的なそれとは少し異なることをここで明記しておきます。
チーム体制についても、それまでモバイルチーム全員でスクラムイベントを行なってきましたが、スクラムイベントの進め方自体にも課題が残っていたこともあり、デイリー以外のスクラムイベントはiOS・Androidそれぞれのチームで行う方針に変わっていきました。
2024年:チーム立て直し期
業務委託メンバーの参画
社員:1名 業務委託:0名 -> 2名 副業メンバー:3名 -> 2名
2024年初頭、Androidチームに業務委託のメンバーが2名参画しました。
2名とも経験があるエンジニアではあるものの、参画してすぐはプロダクトの開発に慣れて貰うことを優先したため、スプリントのサイクルとは別でカンバンを作成し、既存のバグチケットの改修を依頼していました。
その後、業務委託メンバーの2名もバグチケットの改修の中で出てきた疑問点などを吸い出すために前述のモブプロの時間に参加してもらう様になりました。
社員が2名に
社員:1名 -> 2名 業務委託:2名 副業メンバー:2名 -> 1名
業務委託メンバーがプロジェクトに慣れてきた頃、新たに社員メンバーが入社しました。 クラッシュフリー率改善の記事を執筆した斎藤さんです。
この時期は業務委託メンバーもバグチケットの改修だけでなく、機能開発や改善にも注力できるようになり、斎藤さんが入社したことでAndroidのリリース出来るメンバーが増えたことで、チームとしても一気に強化されてきました。
具体的には以下のような取り組みでチーム開発を進めてきました。
- モブプロ
- 朝10時にモブプロの時間で相談したいことを各自Slackに投稿
- 相談事があれば、相談事の解決を優先
- なければPRのレビューを行い、早めに終われば解散
- この取り組みにより、それまで溜まりがちだったPRが消化されやすくなった
- Slackのリマインダで11時にリリースモニタリングを投稿するようにしてメンバー各自でチェックする仕組みを導入
- CS・CREからのエスカレーションを早い段階で収束に向けていくことにも寄与
- 週次で検知したクラッシュレポートの棚卸し
- 内容によっては直近のスプリントで対応するものもあれば、その時のスプリントで優先して対応
- MagicPod の導入
- テストの失敗を対応するようにしてからリリース後の障害が発生しにくくなった
- リグレッションテストの効率化にも寄与している
- Jetpack Compose を採用
- 機能開発で新規に作る画面には導入する方針にしている
- これにより開発体験も向上している
これらの取り組みの結果、Androidチームはそれまでと比較して安定したベロシティでスプリントの開発ができるようになりました。 また、個人的な見解ではありますが、チームとしての雰囲気も課題に対してチームで向き合う空気が出来ている気がしています。
特に印象的だったエピソードとして、ある日AndroidアプリでHotfixのリリースが必要な障害を検知した際、チームの各メンバーで収束に向けて調査担当・関係各所への連携担当など役割を分担して、問題対チームで動けていたなと実感した出来事がありました。
他にもプロダクト価値提供を止めることなく技術課題の改善を日々積み上げる動きが出来ていたりと、手前味噌ではありますが、良いチームになってきたのではないかと感じています。
2025年:現在とこれから
社員:2名 業務委託:2名 副業メンバー:1名
今年に入ってからはチームメンバーの顔ぶれもほぼ変わることなく、変わらずチームとして成果を出し続けている状況です。
その一方で、チーム内外ともに新たな課題が見えてきているので、変わらずチームとして向き合いつつ、チーム開発の文化も徐々にAndroidチーム外にも広げていけたらと思います。
まとめ
少しばかり長くなってしまいましたが、私から見えているAndroidチームの変遷について紹介させていただきました。
これまでのチームの移り変わりの中で当社のAndroidチームは良いチームになりつつあります。
これは、これまで行なってきた取り組みの結果と、その取り組みを提案したり進めていく事ができるチームメンバーに恵まれたからだと思っています。
また、Androidチームのメンバーはリモートのチームでチーム開発を進めていくうえで日々のコミュニケーションの積み重ねと愚直に課題と向き合うことを大切にしてきた事が繋がっているんだと考えています。